中学生の子どもがいます。もう中学生なので自分一人でも学んでもらいたいのになんにもしません。モチベーションを上げるにはどうしたらいいですか?
モチベーションをあげるのももちろん大事ですが、実はモチベーションをあげるだけではダメなんです。
「やるぞー」って思っても、実際教科書を見たらチンプンカンプン・・そんな状態でしたらモチベーションはすぐ消え去りますね。
子どもが参考書欲しい!と言うから買ったのに、すぐに飽きてしまうのは理解していないからですか??
そういう面もあると言うことですね。
実は自分一人でも学習するため便は、教科書、特に自分がまだ知らない道の領域の内容を「読解する力」が必要になるのです。
確かに私も難しい本を読むと眠くなります・・・。でもどうしたらいいでしょうか?やはり「気合」や「やる気」ですか?
気合を入れても、難しいものは難しいですからね。気合をいれて読めば理解できるたらそれはそれですごいです笑
今回は2つ方法をお伝えします。
一つ目は、6割以上理解できる参考書、問題集を買うと言うことです。
みなさん、割と自分の能力以上の問題を買われることが多いので、本を見てもらって大体6割くらいはわかるかな?と言う内容がおすすめです。一つ前、二つ前の学年の参考書からスタートするのもいいですね。
なるほど。子どもと一緒に行って理解できているかを確認すれば良いのですね。ついつい「これくらいできたら理想だなー」と難しそうな参考書を選んでしまっている気がします。
積読になってしまいますね笑
そしてもう一つは「読解力」を高めることです。
日本人だし・・・中学生だし・・・読解力はそこそこあると思いますが・・・
そこが盲点ですね。私は読解力指導をしていますが、実は大人ですら「見ている」だけで「理解している」レベルまで学習を深めていない方はたくさんいらっしゃいます。
どうやって理解しているかを確認すればいいですか?
簡単な方法は、実際に文章を読んでもらって、そのあと閉じてもらってどんな内容が書かれていたかを説明してもらうことですね。
え。そんな簡単なことでいいんですか?
はい。簡単です笑
でも、実際にやってみるとわかるのですが、びっくりするくらいみんな「うろおぼえ」です。「えと・・なんか・・地球環境のことが書かれていたかな・・」くらいのレベル感の方が多いですね。
大人の方も最近読んだ本を説明できますか?おそらく物語系は頭に入りやすいので説明ができると思いますが、特に苦手な分野、説明文、具体性にかける文章においてはみなさん「ふわっ」と覚えているくらいです。具体的にどんな見出しがあったか覚えていますか?
見出し・・・。見出し・・・・。全く思い出せません。
そうなんです。私たちは読んだつもりになってしまっているんですよね。趣味の本だったら良いですが、これが学校の教科書や参考書だったらどうでしょう?
つまりいくら勉強しても「勉強したつもり」だから理解にしていないということですよね。
そうですね。特に「解説」がきちんと読めないと、一人で学習するのは本当に大変です。そう考えると・・・お子さんが一人で学習できないのは、モチベーションだけの問題ではないかもしれませんね。
学習の「基礎」になる読解力を身につけよう
「子どもころから本を読んでいるのに国語の成績が悪い」というご相談をたくさん受けます。実際に生徒さんの読解チェックをしてみると「空想」してしまっていることが多いのです。自分の好きな物語に対して自由に空想を交えて読むのは楽しいですが、それが算数の問題文だったらどうでしょう?正確に読み解かないと先に進みません。イメージ力が強いお子さんは、文章に書かれていないことを次々を流暢にお話ししてくれます。「その表現ってどこに書いてあったの?書いてあったところを指し示して」と支持すると、「え・・・書いてあったかな・・・」と困惑されます。まずは、短い文章で良いので、しっかりと素早く正確に読み解くための訓練をしましょう。お子さんの読解力に対して不安な方はシードハウスで、読解力分析シートをプレゼントする体験会も開催しておりますので、そちらを利用するのもおすすめです。
推薦・総合型選抜に強いシードハウス
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今日は小林が保護者の方のご質問にお応えします。